毎週火曜日・夜8時57分放送の人気番組『マツコの知らない世界』
2024年1月30日の放送回では『日本刀』がテーマ!
そこで、日本刀の専門家として出演されるポール・マーティンさん。
今回は謎多き、ポール・マーティンさんについて調査しました!
ポール・マーティンって誰?
引用:Amazonより
日本刀は、日本固有の刀。
日本独自の鍛冶製法により作られた刀類の総称を指します。
そんな日本刀において、海外出身の専門家・ポールさんは一体何者なのでしょうか?
プロフィール
氏名:ポール・マーティン(Paul Martin)
生まれ年:1965年(2024年で59歳になる年)
出身地:イギリス・イーストロンドン
職業:日本刀専門家
ポールさんのプロフィールを一見しても、日本には縁もゆかりもなさそう。
しかし、日本の2023年WBC優勝時にはこのような投稿をしています↑
親日家というより、既に心は日本に染まっているように感じますね。
日本刀との出会いはいつ?
空手家だった父の影響で空手を始めたポールさん。
1990年代には3度チャンピオンに輝くなど、若い頃から日本文化に触れていました。
かなりの腕前だったようですね。
空手に加え、剣道や合気道といった日本発祥のスポーツも経験。
引用:旅工房より
その後、大英博物館の警備員に就職したポールさん。
しかし、日本の古美術に興味を持つようになり学芸員へ異動を希望。
ポールさんの日本語を熱心に学ぶ姿が認められ…
警備員から学芸員への転身は大英博物館史上初。
かなり異例なことのようです。
ポールさんは、刀剣・甲冑部門の担当となりました。
更に大英博物館の業務の一環で、日本への来日も経験。
休暇を利用し、東京国立博物館や熱田神宮を刀剣を鑑賞するために訪れたそうです。
ポールさんの日本のお気に入りの訪問地がこちら☟
お気に入りの場所
・後鳥羽上皇陵(京都)
・隠岐の島(島根)
・龍御前神社(島根)
・石見神楽(島根)
プライベートでも、日本各地を訪れていることが分かりますね!
ポール・マーティンが日本刀専門家になった理由は?
引用:ARAB NEWS
ここまででは、ただ日本刀が好きなイギリス人の一般男性。
ここからは、ポールさんが日本刀の専門家となるまでの道のりをご紹介します。
学芸員から専門家への転身はどのようにして?
転機となったのは、学芸員として勤め始めてから約5年後のこと。
これを機にポールさんは、大英博物館の退職する決断を。
その後は、フリーランスとして活動。
フリーランス転身後の主な活動
・ロサンザルスのパシフィックアジア美術館で、日本刀展開催を提案し責任者を務める。
・2004年、更に学びを深めるために日本へ移住。
・林原美術館や全日本刀匠会で翻訳業務を担当。
このように日本刀・日本文化に触れ続け、知識を深めていったようです。
これは日本人以外で、史上初の快挙となりました。
その後、一度はアメリカの大学へ修士課程で入学。
更に知識を上書き。
2012年に再来日、翌年の刀剣鑑定会では2位を記録しました。
その後も複数回、日本刀査定コンテストで入賞するなどの活躍!
更に活躍の場を広げ…
従来の展示会コーディネート・日本の博物館での翻訳業務に加え、外国人向けに刀剣の修理・鑑定・購入を助言する仕事をスタート!
現在は、日本刀専門書への寄稿やDVD制作にも携わっています。
日本が好きで努力を重ねて今の地位にいるんですね。
海外の方にここまで日本刀を愛してもらえて、日本人として誇らしさと嬉しさがあります!
ポール・マーティンは日本刀の何に惹きつけられた?
学芸員であったポールさんを虜にした日本刀。
その魅力は一体何だったのでしょうか?
日本刀には精神が込められていて人の感情を動かす力がある。
日本の刀は研ぐと木目のように表面や刃分が美しい。
このようにポールさんは語っています。
しかし、私たち日本人ですら馴染みのない日本刀。
そこでポールさんは、日本刀初心者に対し鑑賞時のポイントを教えています。
日本刀鑑賞時のポイント:
・できるだけ沢山の博物館・展示会で有名な刀を見る。
・より多く見ることで良い刀と悪い刀を見分けることができる。
・専門用語を勉強し覚えると理解できるようになる。
日本刀を学ぶことで、日本文化を学ぶことができたというポールさん。
そんなポールさんは、2024年1月30日『マツコの知らない世界』に出演。
番組内でどのようなことを紹介してくれるのか?
皆さんも日本刀の魅力に気づくチャンスかもしれません。
是非放送を楽しみに待ちましょう!